お知らせのページには、ホームページを補足する情報(ページ左のMenu参照)と、子育てに関して日々気付いたこと(ページ左のRecently参照)を書いています。

 文字位置のずれなど表示上の問題が一部残っていることご了承下さい。

卵アレルギーのあるお子さんのインフルエンザワクチン接種

インフルエンザワクチンは生成過程で鶏卵が利用されており、
ごく微量の卵成分が混入している可能性があります。

ですが、近年のワクチンは高度に精製されているため、
卵で強いアナフィラキシーを起こしたことがあるお子さん以外は
ほぼ安全に接種できるとされています。


卵アレルギーの方に対するインフルエンザワクチン接種の目安は下図のようになります
1










接種を見合わせる方
卵によるアナフィラキシーショックを起こしたことがある方

接種注意
RAST5~6以上の卵アレルギーのある方
卵により全身の蕁麻疹が出たことのある方
卵を完全除去中の方
※接種注意のお子さんでワクチン接種を希望される場合、接種前に皮内反応にて強い副反応が出ないかどうか確認いたします。

接種可能
血液検査で卵の反応がでるが、加熱した加工食品は問題なく摂取できる方
卵で口の周りや肌が少し赤くなるなどの軽度の反応が出たことがある方
(卵ボーロ1個食べて症状の出ないお子さまであれば大丈夫です)

— posted by kiyotoshi at 10:20 am  

休診のお知らせ

10月4日(土)は休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

— posted by kiyotoshi at 10:31 am  

アトピー性皮膚炎とステロイド・プロトピック

アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症です。
辛いかゆみや赤味を改善するには、まず炎症を抑える必要があります。
皮膚に火事が起きているところをイメージしてください。
燃えている部分はしっかり放水して鎮火しないと、いつまでも燻っていることになります。
ちょっと風が吹けばまた燃え広がってしまいます。
大切なのは鎮火すること=炎症をしっかり押さえること。
この鎮火のための放水(抗炎症剤)がステロイド軟こうであり、プロトピック軟膏です。

ステロイド軟こう
「ステロイドは怖い」
との風説がありますが、皮膚から吸収されて全身性の副作用が出現するようなことはまずありません。
また、ステロイド軟こうのランク(強さ)は目安の一つであり、抗炎症作用の強さや副作用の強さで決められたものではありません。
中長期安全性調査では、約8%の皮膚症状(皮膚の委縮)が部分的に見られるものの、可逆性(中止によって軽快した)との報告があります。
逆にアトピーを放置して炎症を放置し長引かせると、炎症部位にメラニンが集まりシミになってしまうことがあります。
(メラニンには抗炎症作用がある為:日焼けもこの機序によります)

ステロイド軟膏の限度量は体重10kgあたり15gとされています。
これは1歳の子で一日に10g軟膏丸1本半で、現実的にこれだけの量を要するようなことはまずありません。
「指示された量を指示された部位にしっかりと塗布する」を心がけてください。

塗り方のコツ①
ステロイド軟こうは炎症の起こっている部位だけではなく正常皮膚からも吸収されます。
スポット的に塗ってください。
塗る部位は
 紅斑(赤くなっているところ)
 丘疹(ブツッとしたりザラザラしているところ)
 苔癬化(盛り上がって硬くなっているところ)
アトピーの肌はとてもデリケートです。
ステロイドの塗布が不要の部分は保湿剤でしっかりケアを!

塗り方のコツ②
大人のひとさしゆびの第一関節(約2㎝)の軟膏が約0.5g相当です。
この量で大人の手のひら2枚分の面積に軟膏を塗布することができます。
例)3~5歳児の片腕全体で大人の手のひら4枚分:約1g相当

塗り方のコツ③
「薬を塗っている間は良かったんだけど…」という声をよく聞きます。
皮疹が軽快してすぐに保湿剤と置き換えてしまうと、ぶり返しやすくなることがわかっています。
まずは医師の指示に従い、目で見ても手で触れてもつるつるして痒みがない状態になるまでしっかりお薬を使いましょう。
そうしたらステロイド軟こうと保湿剤を1日おきにします。
調子が良ければ2日おき、3日おき。
ステロイドを週に1回まで減らせれば保湿剤に置き換えてもアトピーの症状が再燃しづらいことがわかっています。
(「アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法」といいます)

プロトピック軟膏
アトピーはアレルギー免疫によっておこる皮膚炎です。
プロトピック軟膏は免疫抑制剤の軟膏で、アレルギー性免疫を抑えることでアトピー性皮膚炎の皮疹を軽快させます。
ステロイドと異なる点は皮膚萎縮などを起こさないこと、正常皮膚からは吸収されないことです。
吸収が悪いため顔や首、脇、鼠頸部など、皮膚の薄い部分の皮疹に適しています。
ステロイドで軽快した部分の維持療法としても有効です。
ぬったときにややぴりっとした刺激を感じることがありますが3日くらいで慣れてきます。

プロトピック軟膏の限度量は体重10kgあたり1回1g以下とされています。
大人のひとさしゆびの第一関節(約2㎝)の軟膏が約0.5g相当です。
20kgのお子さんで1回1g
20~50kgのお子さんで1回2~4g

プロトピック軟膏の塗り方のコツ
吸収が悪いため保湿剤と併用するときはプロトピックを先に塗りましょう。
症状が安定した時は、ステロイド同様プロアクティブに使用するとアトピー性皮膚炎の症状を抑えることができることがわかっています。

— posted by kiyotoshi at 01:29 pm  

 

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群(OAS)とは
原因となる食物を食べてから約15分以内に
それが直接触れた口腔・口唇・咽頭部粘膜の刺激感・痒み・ひりひり感・突っ張り感など
を起こすアレルギー反応です。
血管浮腫・水疱・血疱を併発する事もあります。

他に
 鼻や眼の花粉症様症状
 腹痛・嘔吐・下痢などの消化器症状
 喉頭閉塞感・喘鳴などの呼吸器症状
さらには
 アナフィラキシーショック
をきたす事もあります。

原因食物は果物が主体ですが、多岐にわたる食物が原因になり得ます。
多種類の食物抗原に反応する患者さんもいます。
花粉症に合併する患者さんもいて、シラカバ花粉とリンゴのOASの合併が有名です。
それ以外にも、ゴムラテックス(医療用ゴムを含む)アレルギーを合併する事もあります。

診断方法
「食物摂取に伴う口腔・咽頭症状」が明らかな場合、問診だけでも診断が可能です。
IgE RAST(血液検査)は偽陽性の可能性もあり、これだけで確定することはできません。
最も信頼性の高い検査方法は、アレルギーを疑う食物そのもので行なう Prick-prick test です。

原因食物
果物が多く、OASは「latex-fruit syndrome」と呼ばれる事もあります。
リンゴ・モモ・ウリ科(メロン・スイカを含む)・バナナ・トマト・ナス・キウイ・パイナップルなどの果物・野菜
ソバ・コムギなどの穀類
エビ・カニ・イカなどの魚介類
牛乳・卵などの動物性蛋白質
でも症状が出る事がある、と報告されています。
「食べず嫌い」の中にもOASが隠れている事があります。
原因も一つではなく、いくつも合併している場合があります。

Prick-prick testとは
原因と疑われる食物と体の反応を直接調べる検査です。
原因食物を腕に滴下し、ほとんど痛みのない細い特殊な針でチクッと刺して(プリックして)反応をみます。
とても小さな針ですので、出血・痛みは、ほとんどありません。

治療
治療の主体は、「原因食物の除去」即ち、原因食物を食べなければ良いのです。
スイカでOAS症状が出る患者さんがスイカを食べ続けて、アナフィラキシーショックに陥った例も報告されていますので、除去は必須です。
他のアレルギーを合併している事も多い為、抗アレルギー剤の内服薬も併用します。
給食を食べている子供さんだと「食べず嫌いはダメ!」と無理矢理食べさせられる事も充分考えられますので、確実な診断が必須です。

予後
残念ながらOASが治るという報告はありません。
他の食物でOASが起こらないか、充分に注意しながら生活して頂く事が重要です。

— posted by kiyotoshi at 01:28 pm  

 

乾燥性湿疹

☆乳幼児は肌が薄く保水力が弱い
☆乳児期後期から学童期までは皮脂の分泌が生理的に少ない

 そのため、空気が乾燥してくると肌が乾燥し、かさかさ、かゆかゆになってくることがあります。

肌の乾燥→かさつき、粉吹き→肌バリアの低下→刺激を受けやすくなる→赤味、かゆみ、発疹

乾燥性湿疹の特徴
洋服の脱ぎ着で動かされる耳の下が 「耳切れ」 になる
洋服の首周りでこすれる部分が赤くなる
肘、手首、膝の裏などの関節部分が赤くガサガサになる
パンツやおむつのゴム部分が赤くなる
手足の伸側がカサカサして赤い発疹が出る
乾燥しづらいおむつの中などには発疹が出ない

肌の乾燥が気になったら
お風呂の温度をぬるめにしましょう。
血流促進効果のある入浴剤(炭酸系、浴系)は避けましょう。

肌ケア
かさつき、粉吹きが気になるようになったら早めに保湿剤で肌を保護してあげましょう。
保湿剤は「加湿剤」ではないので、肌自体が潤っているときにたっぷり塗るのが効果的です。
入浴後、できたら10分以内くらいに、全身にたっぷりつけてあげてください。
特に気になる個所は朝のお着換えの時に再度塗布してあげるといいでしょう。

赤味、かゆみ、ブツブツが出てきている部分は乾燥だけではなく肌が炎症を起こしている部位です。
保湿剤だけでは軽減しないことも多く「掻く→肌バリアが余計に壊れる→増悪する」の悪循環になりやすくなります。
こういった部位には「保湿剤+炎症止め」が必要です。
炎症止めには通常ステロイド軟こうが使われますが、ステロイドを怖がらないでください。

ステロイド軟こうの副作用は主に
 塗布部の皮膚が薄くなる
 塗布部の毛細血管が拡張する
という塗布部の症状のみで、湿疹が治って塗るのを止めれば軽快します。

「ステロイドを塗ったら皮膚が黒ずんだ」
というお話を聞くことがありますが、皮膚が黒ずむのは湿疹による炎症のためです。
メラニン色素には抗炎症作用がある為、炎症部に集まってきます。
日焼けの後は黒くなりますね。
これも日焼けによる炎症をメラニンが抑えようと集まる為です。
湿疹を放置し、かゆみや赤味を我慢し続けるとその部位にメラニンが集積し、皮膚が黒ずんできます。
むしろこれは、湿疹に適切な治療をしなかったための症状なのです。

お薬は適切に
病院では症状を見ながら炎症止めの成分を切り替えています。
軽快したら弱く、そして再度のぶり返しを抑える治療を、と適時軟膏療法を変更していきます。
保湿剤だけでよくならない、かゆがってかわいそう、というときはご相談ください。
そしておうちでは指示された塗り方を守ってくださいね。

— posted by kiyotoshi at 01:27 pm  





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